地域の活動を広げたい。新しい商品やサービスを形にしたい。そんな挑戦に、応援してくれる人を募れるのがクラウドファンディングです。
なかでもCAMPFIRE(キャンプファイヤー)は、国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームで、幅広い分野のプロジェクトを扱い、多くの挑戦を支えてきたサービスです。お金を集めるだけでなく、活動を知ってもらい、共感してくれる人とつながれることも大きな魅力でしょう。
一方、クラファンが身近になった今、募集ページを公開するだけで必要な支援が集まるとは限りません。すでにファンがいる企画と、これから応援してくれる人を探す企画では、出発点も違います。
「思うように支援が増えない」「応援は集まったけれど、必要な金額には届かない」。そんなときは、募集の仕組みや伝え方、実行に必要なお金を改めて整理してみましょう。
プロジェクトの不足分や予定外の出費に。
あなたの活動を応援します!
応援を集めるために、募集の仕組みと伝え方を見直す
募集方式と、未達の場合の扱いを確認する
キャンプファイヤーには、主に次の2つの募集方式があります。
| 募集方式 | 目標に届かなかった場合 |
|---|---|
| All-or-Nothing方式 | プロジェクトは成立せず、集まった支援金は受け取れません。支援者へ返金されます |
| All-in方式 | 支援があれば、目標未達でもプロジェクトは成立します。集まった支援金を受け取り、実行とリターンの提供が必要になります |
一定の金額がなければ実行できない企画なのか、集まった金額に応じて実行できる企画なのか。募集前に、この違いを考えて方式を選ぶことが大切です。
すでに募集を終えている場合も、自分の方式を確認しましょう。All-inなら、集まった支援金をもとに、実行内容や不足分の用意方法を考えられます。All-or-Nothingで未達だった場合は、支援金を使える前提にせず、再募集や別の方法を含めて計画を立て直す必要があります。
目標額だけでなく、実行に必要な金額を整理する
目標額と、実行に最低限必要な金額は同じでしょうか。
会場費、材料費、制作費に加えて、リターンの準備・配送費、適用される手数料なども整理すると、実際に使える金額が見えてきます。
そのうえで、次の3つを分けて考えてみましょう。
- 今回、必ず実現したいこと
- 規模や時期を調整できること
- 不足分を用意できれば実現できること
単に目標額を下げるのではなく、「何を実現するために、あといくら必要なのか」を具体的にすることが重要です。
募集期間中なら、「あと10万円必要です」だけでなく、「あと10万円で、会場に必要な設備まで整えられます」と伝えると、追加の支援によって何が変わるかも分かりやすくなります。金額と用途は、実際の見積もりに基づいて示しましょう。
「自分がやりたい」から「応援する理由が伝わる」へ
作り手にとって切実な企画でも、背景を知らない人には「その人たちの事情」に見えてしまうことがあります。
「私たちはこれをやりたい」という想いに加えて、誰が困っているのか、なぜ今必要なのか、実現すると何が変わるのかまで伝えてみましょう。
その手がかりになるのが、ニュース、SNSの声、各自治体や省庁の調査・統計です。調査や統計は、自治体のホームページや各省庁のサイトなどで公開されています。
| 参考にするもの | 募集内容に活かす視点 |
|---|---|
| 時事ニュース | 今、関心が集まっている課題と、自分の企画にどんな接点があるか |
| SNSのキーワード検索 | 当事者が何に困り、どんな言葉で希望や不満を表しているか |
| 各自治体や省庁の調査・統計 | 地域や社会にどんな課題があり、どのようなニーズが示されているか |
例えば、地域の高齢者の買い物を支える活動なら、活動への想いだけでなく、買い物に困っている住民の声や、各自治体や省庁の調査・統計を添えることで、必要性を伝えやすくなります。
話題の言葉を入れるだけではなく、その課題に今回の企画がどう応えるのかまで説明する。統計を使う場合は、出典と調査年も示しましょう。
小さく試した結果や、準備の進み具合を見せる
「実現したら喜ばれるはず」という説明に、すでに確かめた結果を加えることも有効です。
イベントなら、少人数で試しに開催する。商品なら、試作品を使ってもらう。地域活動なら、住民にアンケートを取る。小さく始めた結果から、企画の必要性や改善点を伝えられます。
例えば、実際に調査しているなら「住民○人にアンケートを実施し、回答者の8割が開催を希望しました」と示す方法もあります。対象や回答人数、質問内容を添え、「開催してほしい」という意見と、支援の約束は分けて説明します。
実施場所の相談、協力者との調整、費用の見積もりなども、公開できる範囲で紹介しましょう。
| 試したこと・準備したこと | 募集ページで見せられるもの |
|---|---|
| 少人数での試験開催 | 実施風景、参加者の感想、改善点 |
| 試作品を使ってもらう | 使用した人の感想、改良した点 |
| 住民への事前アンケート | 質問内容、回答人数、開催を希望する割合 |
| 実施場所や協力者との相談 | 公開できる範囲の調整状況 |
| 費用の見積もり | 必要額の内訳と、その根拠 |
想いだけでなく、実現に向けて準備していることが見えると、支援する人も企画の姿を想像しやすくなります。
リターンを、支援する人の立場から考える
リターンは、金額の違いだけでなく、支援する理由に合わせて考えてみましょう。
自分で商品を使いたい人、誰かに贈りたい人、活動そのものを応援したい人では、魅力に感じる内容も違います。
地域の企画でも、現地参加型のリターンだけでは、遠方の人が支援しにくい場合があります。オンラインで参加できる報告会や、地域の商品を届ける形など、離れた場所からも関われる選択肢を検討できます。
お礼のメッセージや活動報告をリターンにする方法もあるため、必ずしも高価な品物を用意する必要はありません。制作や配送にかかる費用と、実行時の負担も併せて考えましょう。
応援者だけでなく、「支援を迷う人」の意見を聞く
身近な人は、企画の背景を知っていたり、作り手を応援したい気持ちがあったりします。そのため、募集ページの分かりにくさに気づきにくいこともあります。
活動を知らない人にも読んでもらい、「どこが分からなかったか」「何が気になったか」「支援するとしたら何を確認したいか」を聞いてみましょう。
活動報告も、「準備を進めています」だけでなく、試して分かったこと、改善した点、費用の使い方を伝えると、支援を判断する材料になります。
集まった応援を実現につなげるために、不足分を補う方法も
こうした見直しを進めても、必要な金額に届かないことはあります。
それでも、応援してくれる人がいて、不足分さえ用意できれば実行できるなら、お金を用意する方法を組み合わせることも考えられます。
特に、目標未達で支援金を受け取れないAll-or-Nothing方式の場合も、実行に必要なお金を別の方法で用意できれば、挑戦を続ける道が開けます。
そこで小さく実施し、成果を出せれば、次はその実績を示してクラファンに再挑戦できます。想いに加えて実際の成果を伝えることで、支援する人も実現後の姿をイメージしやすくなるでしょう。
また、目標を達成しても、材料費の上昇や追加の設備費など、予定外の出費が発生するかもしれません。活動を続ける間に、自分の生活費が急に必要になることもあるでしょう。
クラファンの支援金は、支援者に説明した目的や計画に沿って使うお金です。企画とは別の出費まで、自由に充てられるものとして考えることはできません。
そこで、プロジェクトに必要なお金を用意する方法の一つが、個人向けカーリースバック「クルマネー」です。
借金ではなく、愛車の売却代金を受け取る仕組み

クルマネーは、お持ちの車を売却してお金を受け取り、リース契約を結ぶことで、同じ車に乗り続けられるサービスです。
借入金ではなく、車の売却代金を受け取る仕組みです。クルマネーでお金を受け取るために、支援者を募ったり、リターンを用意したりする必要はありません。
受け取れる金額の目安は、30万〜300万円程度。車の価値や審査結果などによって異なりますが、プロジェクトの不足額と照らし合わせて検討できます。
| クルマネーの特徴 | プロジェクトに取り組む人にとっての接点 |
|---|---|
| 売却後も同じ車に乗り続けられる | 生活や現地での活動に必要な移動手段を使い続けられる |
| 資金使途自由 | 企画の不足分、追加費用、生活上の出費などに使える |
| 47都道府県で利用実績あり | 地域を問わず利用を検討できる |
| 立ち会い不要・オンラインで手続きが完結 | 準備や活動と並行して手続きを進められる |
ご利用には審査があり、受け取れる金額や条件は車の価値や審査結果によって異なります。クルマネーは借金ではなく、車を売却して代金を受け取り、リース契約で同じ車に乗り続ける仕組みです。売却後の月々の支払いは、借入金の返済ではなく、車を利用するためのリース料です。今後の支払いも含めて計画を立てることで、車のある生活を続けながら、プロジェクトに必要なお金を用意できます。
キャンプファイヤーで集まった応援を、実際の成果につなげる。そのために、支援の集め方を見直すとともに、不足分や予定外の出費への備えも考えておく。
お金の面でも余裕を持ち、プロジェクトに専念するための選択肢として、自分の車を活用する方法も検討してみてはいかがでしょうか。
プロジェクトの不足分や予定外の出費に。
あなたの活動を応援します!
FAQ
Q1. キャンプファイヤーで目標金額に届かなかったらどうなりますか?
キャンプファイヤーで目標金額に届かなかった場合、支援金を受け取れるかどうかは募集方式によって異なります。
All-or-Nothing方式ではプロジェクトが成立せず、支援金は支援者へ返金されます。All-in方式では、支援があれば目標未達でも成立し、集まった支援金を受け取れます。その場合は、プロジェクトの実行とリターンの提供が必要です。
Q2. キャンプファイヤーで支援が思うように集まらないとき、何を見直せばよいですか?
キャンプファイヤーで支援が集まらないときは、必要な金額、企画の伝え方、準備状況の見せ方、リターン、支援者への届け方を見直しましょう。
「自分がやりたい」という想いに加えて、誰が必要としているのか、支援によって何が実現するのかを具体的に伝えることが大切です。事前アンケートや小規模で実施した結果を示したり、活動を知らない人に支援を迷う理由を聞いたりする方法もあります。
Q3. キャンプファイヤーでは、商品などのリターンを用意しない募集もできますか?
はい。キャンプファイヤーでは、商品ではなく、お礼のメッセージや活動報告などをリターンに設定する方法もあります。
必ずしも高価な品物を用意する必要はありません。ただし、「商品を届けない」ことと「リターンを何も設定しない」ことは異なります。募集する形式に合わせて、支援者に提供する内容を明確にしましょう。
Q4. キャンプファイヤーで目標未達でも、プロジェクトを実行する方法はありますか?
はい。キャンプファイヤーで目標未達でも、実行内容の調整や、別の方法で必要なお金を用意することで、プロジェクトを実行できる場合があります。
All-in方式では、目標未達でも集まった支援金を受け取れます。All-or-Nothing方式では支援金を受け取れないため、必要なお金を別途用意する必要があります。
個人所有の車がある方は、「クルマネー」を利用することで、同じ車に乗り続けながら、売却代金としてお金を受け取ることができます。売却後は月々のリース料を払いながら、プロジェクトに必要なお金を用意できます。
Q5. クルマネーで受け取ったお金は、プロジェクト以外にも使えますか?
はい。クルマネーで受け取る車の売却代金は使途自由なので、プロジェクトの費用以外にも、生活費や予定外の出費などに使えます。
キャンプファイヤーでの目標達成後に追加費用が発生した場合や、活動中に生活上の出費が必要になった場合にも、利用を検討できます。