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【2025上半期】高く売れる国産車ランキングTOP10 売却のポイントも紹介

同じ価格帯の車でも、売却時に100万円単位の差がでることは珍しくありません。高く売れる中古車には特徴があり、いずれもデザインや走行性能、燃費性能、使い勝手などが優れています。

しかし、リセールバリュー(再販価値)が高く値崩れしにくい車は、時代のニーズで変化することも。たとえば、環境意識が高まったりガソリン価格が高騰したりすると、ハイブリッド車や電気自動車などの中古車相場が上がります。

本記事では、複数の中古車サイトなどを独自にリサーチし、2025年上半期に高く売れた国産車のランキングをまとめました。査定額を増やしたい方に向けて、中古車を高く売るポイントも解説します。

残存率が高い国産車ランキング

高く売れる中古車は、新車価格に対する将来のリセールバリュー(どれくらいの価格で売れるか)を示した「残存率」で比較することが一般的です。2025年上半期のデータを見ると、残存率が高い国産車には次の特徴が見られます。

高く売れる車の特徴

  • 走行性能や耐久性が高く、長年乗っても壊れにくい
  • 過去5年以内に生産停止しており、すでに新車が手に入らない
  • 乗車定員が多く室内空間が広いなど、実用性や汎用性が高い
  • ボディに高級感があり、快適性へのこだわりも強い

ここからは独自にリサーチした結果をもとに、2025年上半期の残存率が高い国産車をまとめました。

順位車種(メーカー)グレード2025年6月時点の残存率
1位ランドクルーザー(トヨタ)AX 4WD101%
2位アルファード(トヨタ)G 7人乗り 2WD90%
3位GT-R(日産)ピュアエディション 4WD88%
4位WRX STI(スバル)STI 4WD88%
5位プレミオ(トヨタ)1.5F 2WD82%
6位ジムニー(スズキ)XC 4WD81%
7位ヴェルファイア(トヨタ)X 8人乗り 2WD81%
8位CR-V(ホンダ)EX 5人乗り 2WD79%
9位アリオン(トヨタ)A15 2WD75%
10位ハイエースワゴン(トヨタ)DX 2WD70%

※上記の順位は、独自に調査した2025年6月時点での残存率をもとに決定しています。
※いずれの車種も新車購入時期は2020年6月、走行距離は6万km、一般的なグレードを想定しています。
※2025年1月から、残存率が大きく下がった車種(6%以上)はランキングから除外しています。

以下では、各車種の特徴やリセールバリューが高い理由を解説します。

1位:ランドクルーザー/トヨタ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

力強い外装のデザインと、悪路走破性にこだわった走行性能が特徴的なクロスカントリーSUVです。大人数でのレジャーや、多くの荷物を積みたいシーンに向いており、Toyota Safety Senseなどの安全装備も充実しています。

過酷な道路状況を想定して開発されたランドクルーザーは、海外からの人気も高い車種です。特に中近東からは高く評価されており、オフロード性能と耐久性を兼ね備えていることが、リセールバリューの高さにつながっています。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち447~504万円93.9~105.9%
5年落ち394~490万円82.8~102.9%
7年落ち306~410万円64.3~86.1%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

2位:アルファード/トヨタ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

2002年に販売が開始されてから、幾度となくモデルチェンジが行われているトヨタの人気車種です。6~8人乗りのモデルが展開されており、車内には居心地のよさを追求した空間が広がっています。

アルファードは国内のビジネス層やファミリー層のほか、東南アジアからの人気も高い車種です。厳しい環境条件でも快適な車内空間を整えやすいことから、「高級ミニバン」としての立場を確立しています。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち372~415万円100.8~112.5%
5年落ち280~376万円75.9~101.9%
7年落ち228~244万円61.8~66.1%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

3位:ランドクルーザー/トヨタGT-R/日産

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

1969年に製造されてから、大迫力の6気筒エンジンを搭載し続けてきたスポーツカーです。「スカイライン」の愛称はBNR34型(1999年~)で最後になりましたが、2007年にはR35型の「NISSAN GT-R」が販売開始されました。

圧倒的な走行性能により、もともと世界中から評価されていたGT-Rですが、2025年8月を最後に生産が終了。いまなお需要があるスポーツカーだけに、今後もリセールバリューを伸ばすかもしれません。ただし、買取相場の動きはグレードによって異なるため、事前の情報収集が重要になります。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち933~965万円94.8~98.1%
5年落ち849~881万円86.3~89.5%
7年落ち725~769万円73.7~78.1%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

4位:ランドクルーザー/トヨタWRX STI/スバル

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

かつてはセダンのみが展開されていたWRXシリーズに、モータースポーツ用のチューニングを施したスポーツカーです。スバル車のなかでも、限られた車にのみ搭載されたSTI(スバルテクニカインターナショナル)の設定は、一般道でも高い走行性能を実感させてくれます。

WRX STIは、スバルの走行性能を支えてきた「EJ20エンジン」が搭載されている最後の車。WRX STI自体も2019年に受注を停止したため、その希少性がリセールバリューに反映されていると考えられます。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち
5年落ち287~318万円80.2~88.8%
7年落ち224~245万円62.6~68.4%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

5位:ランドクルーザー/トヨタプレミオ/トヨタ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

5ナンバーサイズの車体に、シャープなヘッドランプを搭載したフォーマルなセダンです。インテリアにも高級感を演出するこだわりがあり、照明色やメーター指針はホワイトに統一されています。

トヨタの正統派セダンとして愛されてきましたが、プレミオの生産は2021年3月末をもって終了。その一方で、耐久性と高級感のバランスが取れている点は、東南アジアからの評価が高いといわれています。ただし、5年落ちを超えると相場が下がる傾向にあるため、売却のタイミングには注意してください。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち149~157万円82.3~86.7%
5年落ち92~150万円50.8~82.9%
7年落ち61~80万円33.7~44.2%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

6位:ランドクルーザー/トヨタジムニー/スズキ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

デュアルセンサーブレーキサポートなどを搭載したことで、国土交通省の「先進安全技術の性能認定車」に選ばれた軽自動車です。4WDやR06A型ターボエンジンなどの採用により、本格的なオフロード性能を備えています。

国内にはライバル車が少ないといわれており、特に軽自動車でありながら高い悪路走破性を実現している点は、ジムニーならではの特徴。50年以上の歴史で築いたブランド力や、海外のファンから愛されていることも、リセールバリューを高めている要因と考えられます。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち146~157万円90.7~97.5%
5年落ち100~132万円62.1~82.0%
7年落ち72~80万円44.7~49.7%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

7位:ランドクルーザー/トヨタヴェルファイア/トヨタ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

重厚で大胆なボディデザインと、高級感あふれる内装が特徴的な大型ミニバンです。操作性にも強いこだわりがあり、衝撃を吸収する高性能なサスペンションや、シート振動を防ぐ高剛性のボディなどが採用されています。

アルファードと同じく、主に東南アジアからの人気が高いといわれますが、実際の買取相場はグレードや車内装備に左右されます。また、需要が特に高いとされるマレーシアでは、5年落ちを超えると輸入規制に引っ掛かることも意識したいポイント。ヴェルファイアを高く売りたい方は、こまめに年式と経過年数を確認しておきましょう。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち262~291万円84.5~93.9%
5年落ち201~264万円64.8~85.2%
7年落ち168~181万円54.2~58.4%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

8位:ランドクルーザー/トヨタCR-V/ホンダ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

スポーティーなボディデザインと、ゆとりあふれる車内空間が特徴的なミドルサイズのSUVです。ガソリン車は最大で7人乗りのモデルが展開されているため、大人数での旅行やレジャーにも対応できます。

CR-Vに限らず、車内での快適性と安定した走行性能を兼ね備えたSUVは、国内外の幅広い層から人気です。その一方で、CR-Vの国内生産は2022年8月に終了し、現在販売されているのは燃料電池で走る「CR-V e:FCEV」のみ。従来モデルの新車が手に入らなくなったことから、中古車需要が高まっていると考えられます。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち220~247万円73.6~82.6%
5年落ち166~239万円55.5~79.9%
7年落ち136~155万円45.5~51.8%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

9位:ランドクルーザー/トヨタアリオン/トヨタ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

スポーティーかつ高級感のあるボディが特徴的な、5ナンバーサイズのセダンです。比較的コンパクトでありながら、車内にはゆったりとした空間が広がっており、Toyota Safety Sense Cなどの予防安全機能が標準装備されています。

良好な乗り心地と取り回しを実現していることから、セダンタイプとしての海外人気が高いといわれるアリオン。生産は2021年3月に終了しましたが、特に3年落ち以内の中古車はリセールバリューが高い傾向にあります。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち127~140万円72.6~80.0%
5年落ち89~136万円50.9~77.7%
7年落ち70~82万円40.0~46.9%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

10位:ハイエースワゴン/トヨタ

※写真はイメージです。実際の車種とは異なる場合があります。

座席スペースを広めに取ったDXをはじめ、用途に合わせた3タイプのグレードが展開されているワゴンです。いずれのグレードもゆったりとした車内空間で、随所に収納スペースが用意されています。

最大10人乗りのハイエースワゴンは汎用性が高いことから、送迎車用やレジャー用、カスタムカーのベース車両としても人気。耐久性の面でも優れているため、海外からの中古車需要も高いとされています。
経過年数買取相場の目安残存率の目安
3年落ち208~231万円80.0~88.8%
5年落ち180~189万円69.2~72.7%
7年落ち185~192万円71.2~73.8%

※買取相場と残存率の目安は、独自にリサーチして算出したものです(2025年10月現在)。
※走行距離やグレード等は、前述の表と同じ条件を想定しています。

中古車を高く売るポイント

中古車の査定額は、売却のタイミングや方法によって変わることがあります。少しでも高く売りたい場合は、以下のポイントを押さえることが重要です。
  • こまめなメンテナンスで状態を維持する
  • 走行距離や年式から「売るタイミング」を判断する
  • カーリースバックを活用する

ここからは、各ポイントについて詳しく解説します。

1.こまめなメンテナンスで状態を維持する

売却の直前に車をきれいにしようと思っても、短期間でできることは限られます。査定額を高めたい場合は、日頃からきれいな状態を保つことがポイントです。

たとえば、こまめな洗車で泥を落としておくと、ワイパーなどの可動部へのダメージを抑えられます。また、小さなキズや凹みにも気づきやすくなるため、サビが発生する前に修繕できるかもしれません。

どのようなメンテナンスが必要になるのか、こちらでは代表的なものをまとめました。

中古車を高く売るためのメンテナンス

  • 洗車や車内清掃(1~2ヵ月に1回)
  • ワックスがけ(3ヵ月に1回)
  • キズや凹みの修繕(できるだけ早めに)
  • こまめな換気や消臭スプレーの使用
  • エアコンのクリーニング(年に4回)

洗車や車内清掃、におい対策については、売却の直前にも行いましょう。加えてメンテナンスノート(メーカー保証書と点検整備記録簿)を用意することで、マイナス査定を防ぎやすくなります。

2.走行距離や年式から「売るタイミング」を判断する

車種にもよりますが、走行距離については「5万km」がひとつの目安です。5万kmを超えると徐々に査定額が下がり、10万kmを超えた車は処分費用を請求されることも。市場価値があるうちに売りたい場合は、遅くても8万km前後での売却を考える必要があります。

また、新車登録された時期を表す年式は、「3年」または「5年」が査定の基準です。5年を超えると「古い車」というイメージが強まり、10年を迎えるころには残存率が10%程度になることもあります。

中古車の走行距離と年式は、売却時の査定額に大きく影響するといわれています。

走行距離と年式はバランスも重要で、たとえば年式の割に走行距離が多い車は、高額査定を受けることが難しくなるかもしれません。売却のタイミングを逃さないように、走行距離と年式はこまめに確認しましょう。

3.「車を売らずに資金調達」カーリースバックを活用する

カーリースバックとは、所有している車を一旦売却し、リース料を払いながら同じ車に乗り続けるサービスです。愛車を手放さずに現金化できるため、走行距離や年式を意識した売却計画を立てる必要がありません。たとえば「車を売ると不便になるかも」「もう少しだけ乗りたい…」のように、ライフスタイルを変えたくない方に向いています。

カーリースバックの査定ポイントは、通常の売却時と基本的には同じです。走行距離が短く、年式が新しいほど高額査定につながるため、早めに利用することが高く売るコツになります。

カーリースバックはこんな人におススメ

  • 車を完全に手放すと、日常の買い物や通勤が不便になってしまう
  • 走行距離が少なく、年式が新しいうちに車を現金化したい
  • 子どもの進学費用やマイホームの修繕など、急に大きな出費が重なった

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一部の融資で見られる高額な手数料は一切かからず、申込みはスマートフォン一台で完結。リース終了後に愛車を買い取ることもできるため、再び中古車ショップに売却したり、子どもに譲ったりなどの選択肢も生まれます。

電話でのご相談も承っていますので、こちらのページからお気軽にアクセスしてみてください。

中古車の売却でよくある質問

ここからは、車を売るときに悩みやすい点や、判断に迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめました。

  • Q1.車が高く売れる時期はいつ?

    車種にもよりますが、一般的には買取業者が決算期を迎える1~3月や、9~10月が高く売れやすいといわれています。ただし、自動車税や車検のタイミングが重なる可能性もあるため、すぐの売却が望ましいケースもあります。

  • Q2.査定額が下がりやすい時期は?

    一般的に、毎年12月は中古車需要が伸びにくいといわれています。また、フルモデルチェンジが行われると旧型モデルの需要が下がるため、新型の発売前に売却することを考えましょう。

  • Q3.キズや凹みは直したほうがいい?

    サビの発生につながる場合は、早めに修繕をすることでマイナス査定を防げます。ただし、修繕費用が査定額に反映されることはないため、売却を決めたタイミングで直す必要はありません。

  • Q4.車の売却にはどんな方法がある?

    買取専門店への持ち込みのほか、一括査定サイトやオークション型買取サービスを利用する方法があります。また、愛車に乗り続けながら資金調達をしたい方には、X STARのマイカーリースバック(クルマネー)もおすすめです。

  • Q5.査定時に用意しておくべきものは?

    メンテナンスノートに加えて、取扱説明書やスペアキーなどの付属品を用意しましょう。また、純正オプションを搭載している場合は、その旨を伝えるとプラス査定になる可能性があります。

市場のリサーチで車が高く売れるタイミングを見極めよう

中古車のリセールバリューは、国内外の人気やメーカーの動向によって変わります。2025年上半期のデータを見ると、ブランド力のあるミニバンやスポーツカー、SUVなどの需要が高いといえますが、同じ状況がしばらく続くとは限りません。

少しでも車を高く売りたい方は、引き続き中古車市場のリサーチに力を入れて、売却の最適なタイミングを計りましょう。