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残クレとローンの違いは?どっちが得?

車を購入するとき、「残クレと普通のローンは何が違うの?」「結局どっちが得なの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

残クレ(残価設定ローン)と一般的なマイカーローンは、どちらも月々支払いながら車に乗る方法ですが、支払いの仕組みや契約終了時の選択肢などに違いがあります。

特に残クレは、あらかじめ数年後の車の価値(残価)を設定し、その残価を据え置くことで、一般的なローンより月々の支払いを抑えやすい仕組みです。

ただし、月々の支払いが安いからといって、必ずしも残クレの方が得とは限りません。

この記事では、残クレとローンの違いを比較しながら、「どっちが得なのか」「どんな人が得しやすいのか」まで分かりやすく解説します。

よくある質問(FAQ)

まずは「残クレとローン、どっちが得?」という疑問を、車の使い方ごとに簡潔に整理します。詳しい仕組みや注意点は本文で解説します。

Q1. 月々の支払いなら、残クレとローンどっちが得?

A. 月々の支払いを抑えたいなら、残クレの方が得です。
残クレは、数年後の車の価値である「残価」をあらかじめ設定し、その金額を最終回の支払いとして据え置く仕組みです。そのため、一般的なローンと比べて、契約期間中の月々の支払いを抑えやすくなります。

ただし、据え置いた残価部分にも金利・手数料がかかるのが一般的です。「月々の支払いが安い=最終的な支払総額も安い」というわけではない点には注意しましょう。

Q2. 最終的に車を自分のものにするなら、残クレとローンどっちが得?

A. 最終的に車を自分のものにする場合は、一般的なローンの方が得になることがあります。
残クレでは、契約期間中は残価を据え置いているため、契約満了後も車に乗り続ける場合は、残価を一括で支払うか、再クレジットなどを利用して支払う必要があります。

再クレジットを利用する場合には、再クレジット申込時の金利(分割払い手数料)が適用されます。

そのため、最初から車を買い取って長く乗る予定であれば、残クレの月々の支払額だけで判断せず、一般的なローンとの総支払額を比較した方がよいでしょう。ただし、実際の支払総額は金利や契約条件によって変わるため、「所有するなら必ず一般的なローンの方が得」とまでは言い切れません。

Q3. 3年・5年で乗り換えるなら、残クレとローンどっちが得?

A. 3年・5年など一定期間で新しい車へ乗り換えたいなら、残クレの方が得です。
残クレは、契約満了時に車を返却して、新しい車へ乗り換えることを選択できます。残価を据え置くことで契約期間中の月々の支払いを抑えながら、一定期間で次の車へ乗り換えられるのが特徴です。

そのため、一台の車を長く所有するより、「数年ごとに新しい車に乗りたい」という人は、残クレの仕組みを活かしやすいでしょう。

Q4. 長く、走行距離を気にせず乗りたいなら、残クレとローンどっちが得?

A. 長く乗り続けたい、走行距離を気にせず車を使いたいなら、一般的なローンの方が得です。
残クレでは、契約満了時に車を返却する場合、走行距離や車両状態などについて条件が設けられていることがあります。条件を超える走行や車両の損傷などによって、追加の負担が発生する場合もあります。

一方、一般的なローンで購入した車であれば、返却を前提とした走行距離や車両状態の条件は基本的にありません。

そのため、「年間の走行距離が多い」「キズや走行距離を気にせず使いたい」「一台の車に長く乗りたい」なら、自由度という面では一般的なローンの方が得です。

残クレとローンの違いは?

残クレと一般的なローンの大きな違いは、数年後の車の価値である「残価」をあらかじめ設定し、その金額を据え置くかどうかです。

比較項目残クレ一般的なローン
支払いの仕組み残価を据え置き、残りの金額を契約期間中に支払う基本的に車両価格を分割して支払う
月々の支払い一般的なローンより抑えやすい残クレより高くなる場合がある
残価ありなし
契約終了時返却・乗り換え・買い取りなどを選択完済後もそのまま乗り続けられる
走行距離返却時に条件がある場合がある返却を前提とした走行距離制限は基本的にない
車両状態返却時に条件がある場合がある返却を前提とした車両状態の条件は基本的にない

残クレという言葉や、「月々の支払いを抑えやすい仕組み」であることは知っていても、そこで「車の価値」がどのように扱われているのかまで、意識する機会は少ないかもしれません。

残価設定ローン(残クレ)では、車を購入する際、数年後に想定される車の価値(=残価)をあらかじめ設定し、その残価を据え置いて残りの金額を分割で支払います。

例えば、車両価格300万円の車で、3年後の残価が120万円と設定された場合、残価として据え置いた120万円を除いた180万円を中心に月々支払っていきます。そのため、車両価格の全額を分割で支払う一般的なローンと比べて、月々の支払いを抑えやすいのが特徴です。

ただし、残クレでは月々支払っていく180万円だけでなく、据え置いた残価120万円にも金利・手数料がかかるのが一般的です。つまり、残価として据え置いたからといって、その部分が金利・手数料の対象外になるわけではありません。

また、据え置いた残価そのものがなくなるわけではありません。契約満了時には、商品や契約内容によって異なりますが、その後の車の扱いとして次のような方法があります。

選択肢内容
乗り換え車を返却・下取りするなどして、新しい車へ乗り換える
返却車を返却し、残価を支払わずに契約を終了する※
売却残金を精算し、必要な所有権の手続きを行ったうえで、買取店などへ売却する
一括払い据え置いた残価(最終回支払額)を一括で支払い、そのまま乗り続ける
再クレジット残価(最終回支払額)を再度分割で支払い、そのまま乗り続ける※※

※返却条件を満たさない場合は、追加精算が発生することがあります。
※※再クレジットには、別途審査や条件が設けられる場合があります。再クレジットの金利は、再クレジット申込時の金利が適用されます。

一般的な残クレでは、「乗り換える」「返却する」「そのまま乗り続ける」といった形で案内されることが多く、「そのまま乗り続ける」場合には、残価を一括で支払う方法や再クレジットを利用する方法があります。また、残金を精算し、必要な所有権の手続きを行ったうえで、買取店などへ売却する方法もあります。

つまり、契約満了時には車をどうするのかを改めて判断することになります。選択できる方法や条件は商品によって異なるため、契約前に確認しておくことが大切です。

残クレとローンはどっちが得?

残クレとローンのどちらが得かを考えるとき、支払総額などのお金の面だけで判断することはできません。

月々の支払いを抑えられることを「得」と考える人もいれば、車を長く自由に使えることや、数年ごとに乗り換えやすいことを「得」と考える人もいるでしょう。

そこでここでは、金銭面だけでなく、車の使い方や乗り換えやすさなども含めて、残クレとローンのどちらが得なのかを比較します。

残クレは、残価を据え置くことで一般的なローンより月々の支払いを抑えやすいのが特徴です。また、契約満了時に車を返却したり、新しい車へ乗り換えたりする選択肢があるため、一定期間ごとに車を乗り換えたい場合にも使いやすい仕組みです。

一方で、最終的に車を買い取る場合は、据え置いていた残価の支払いが必要です。残価を一括で支払う方法のほか、再クレジットを利用できる場合もありますが、再クレジットではその時点の金利(分割払い手数料)が適用されます。

また、残クレで車を返却する場合には、走行距離や車両状態などの条件が設けられていることがあります。長く同じ車に乗りたい人や、走行距離・車両状態を気にせず使いたい人にとっては、一般的なローンの方が自由度は高くなります。

つまり、残クレとローンのどちらが得かは、「何を得と考えるか」によって変わります。月々の負担だけでなく、最終的な支払総額、乗る期間、乗り換えの頻度、車の使い方まで含めて比較することが大切です。

残クレで得する人は?

残クレで得しやすいのは、残価を据え置くことで月々の支払いを抑えながら、一定期間ごとに車を乗り換える使い方が自分に合っている人です。

例えば、3年や5年など一定期間ごとに新しい車へ乗り換えたい人や、月々の支払いをできるだけ抑えたい人は、残クレのメリットを感じやすいでしょう。

一方で、一台の車に長く乗り続けたい人や、最終的に車を買い取ることを前提としている人は、残価の支払いまで含めた総額を一般的なローンと比較する必要があります。

また、返却を前提に残クレを利用する場合は、走行距離や車両状態などの条件も確認しておく必要があります。自分の車の使い方がこうした条件と合っているかどうかも、「得」を判断するポイントの一つです。

残クレを検討する中で、こんな不安はありませんか?

月々の支払いを抑えやすい残クレですが、数年間にわたって契約するからこそ、次のようなことが気になる方もいるのではないでしょうか。

  • 走行距離を気にしながら乗ることにならないか
  • キズやへこみができたらどうなるのか
  • 返却時に追加の支払いが発生しないか
  • 生活環境が変わって車の使い方が変わったらどうするのか

特に考えておきたいのが、数年後の車の使い方です。契約した時点では問題がなくても、転勤によって通勤距離が伸びたり、家族構成が変わったりすれば、車の使い方も変わります。数年先の生活環境まで正確に見通すことは簡単ではありません。

だからこそ、残クレは現在の月々の支払額だけでなく、契約期間中や契約満了時の条件まで確認したうえで検討することが大切です。

実際、下取り査定額が契約時の想定より下がった場合に差額の支払いが発生するリスクについて、「知っていた」と回答した残クレ利用者は43.9%でした。一方、「説明を受けたが、よく理解していなかった」が30.6%、「知らなかった」が25.6%となっています。

残クレで気をつけたい「走行距離」と「車の状態」

残クレでは、車を返却する場合、走行距離に条件が設けられている商品があります。契約で定められた走行距離を超えた場合には、追加の精算が必要になることがあります。

例えば、月間走行距離を1,000kmまたは1,500kmから選択する商品があり、契約した距離を超えて返却すると、1kmあたり5~10円(車種により基準額が異なる)の負担金が発生することがあります。

また、残クレで返却時に確認されるのは走行距離だけではありません。キズやへこみなどの車両状態についても基準が設けられている商品があり、基準を超えた場合には追加の精算が必要になることがあります。事故による修復歴や違法改造についても、別途精算の対象となる商品があります。

つまり残クレを利用する場合、「今、月々いくらで乗れるか」だけではなく、数年間どのように車を使うのか、返却時にどのような条件があるのかまで考えておく必要があります。

こうした条件の分かりづらさから、国民生活センターには「こんな契約だとは思わなかった」「返却時の条件が厳しすぎる」といった相談も寄せられていると報じられています。また、「安く買える」と思っていたものの、返却時に追加費用を請求されるケースについても紹介されており、契約時の想定と実際の負担にギャップが生じる場合があることがうかがえます。

実際の相談事例では、販売店から「車内を清潔に使い、臭い・傷をつけないこと」と念押しされたことで、「査定額が下がり、追加費用が発生するかもしれない。自分の車なのに自由に使えない」と不安を感じたケースも紹介されています。

また、自動車公正取引協議会も、残クレなどの契約に同意しなければ「販売できない」「優先的に販売しない」といった販売方法について注意喚起を行っています。

残クレとローン以外にも車の選択肢はある?

ここまで残クレと一般的なローンを比較してきましたが、車に関する選択肢はこの2つだけではありません。すでに所有している車を活用する方法の一つに、「カーリースバック」があります。

カーリースバックとは、現在所有している車を事業者に売却し、その後はリース契約を結ぶことで、同じ車に乗り続ける仕組みです。車の売却代金を受け取りながら、それまで乗っていた車を引き続き利用できるのが特徴です。

残クレとカーリースバックは、どちらも車の価値を活用しながら、月々の支払いで車を利用する仕組みのため、一見すると似ている部分があります。

しかし、残クレは「これから購入する車」の将来の価値(残価)を活用する仕組みであるのに対し、カーリースバックは「すでに所有している車」の現在の価値を活用する仕組みです。

つまり、残クレはこれから購入する車に利用するローン、カーリースバックは現在所有している車の価値を活用するサービスという違いがあります。

残クレとマイカーリースバックは何が違う?

これまで説明してきた「カーリースバック」の中でも、個人が所有するマイカーを対象としたものを「マイカーリースバック」と呼びます。

マイカーリースバックはサービスによって契約条件が異なります。そのため、ここではX STAR株式会社が提供するマイカーリースバック「クルマネー」を例に、残クレとの違いを比較します。

比較するポイント残価設定ローン(残クレ)マイカーリースバック(クルマネー)
利用する車これから購入する車現在所有している車
基本的な仕組み残価を据え置いて車を購入する所有している車を売却し、リース契約で同じ車を利用する
月々の支払いローンの支払い(金利・手数料が発生)リース料の支払い
走行距離返却時に走行距離の条件が設けられている商品がある通常の使用において、走行距離制限の設定なし
車両状態返却時に一定の条件が設けられている商品がある返還時のみ一定の条件がある
契約満了時乗り換え・返却・売却・一括払い・再クレジットなど返還または33,000円での買戻し可能

大きな違いは、「これから購入する車なのか」「すでに持っている車なのか」という点にあります。

月々の支払いという点だけを見ると似ていますが、残クレは車を購入するためのローンであるのに対し、クルマネーは現在所有している車を売却して代金を受け取り、その後はリース料を支払いながら同じ車を利用するサービスです。

つまり、そもそもお金が発生する仕組みが異なります。

マイカーリースバックの具体例「クルマネー」

X STAR株式会社が運営するマイカーリースバック「クルマネー」は、2025年1月のサービス開始後、累計申込数は5,000件を突破しています(2026年3月時点)。

クルマネーのイメージ画像

主な特徴は、次のとおりです。

  • 通常の使用において、走行距離の制限は設けられていない
  • 査定から契約までオンライン中心でスムーズに進められる
  • 全国47都道府県(離島を除く)に対応しており、来店不要
  • 車を乗り換える必要がなく、同じ車をそのまま利用できる
  • リース契約満了時は返還か33,000円での買戻しが可能
  • 売却代金の使い道は自由で、資金計画書などの提出は不要
  • 車検・任意保険・整備費用などは、利用者の負担となる
  • 契約時に車両の名義がX STAR株式会社に変更される
  • 個人名義で所有している車に限る(法人名義の車は対象外)

クルマネーは残クレと違って、走行距離を過度に意識しながら利用する仕組みではありません。

一方で、車両を返還する場合には車両状態について一定の条件があります。通常の使用によって生じた損耗や経年劣化は除かれますが、それ以外の損傷等については修理等が必要になる場合があります。

クルマネーの利用の流れ

  1. 無料査定(WEBまたはLINE・24時間受付)
  2. 必要書類を提出・審査
  3. 契約・名義変更
  4. 売却代金が振り込まれる(契約条件による)
  5. リース開始・同じ車に乗り続ける

まとめ

残クレと一般的なローンの大きな違いは、数年後の車の価値である「残価」を設定し、その金額を据え置くかどうかです。

残クレは、一般的なローンより月々の支払いを抑えやすく、3年・5年など一定期間ごとに新しい車へ乗り換えたい人にメリットがあります。一方、最終的に車を所有したい場合は残価の支払いまで含めた総額を比較する必要があり、長く、走行距離を気にせず自由に乗りたい場合は一般的なローンの方がメリットがあります。

つまり、「残クレとローンはどっちが得?」という疑問への答えは、何を得と考えるかによって変わります。月々の支払額だけでなく、最終的な支払総額、何年乗るのか、どのくらい走るのか、数年ごとに乗り換えたいのかまで含めて比較することが大切です。

また、車に関する選択肢は残クレとローンだけではありません。すでに所有している車を活用するカーリースバックなど、仕組みの異なるサービスもあります。

それぞれの特徴を理解したうえで、自分の車の使い方に合った方法を検討してみましょう。

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